4K映像は、その解像度の高さから、シズル感や空気感を描くことが可能となりました。
ようやく写真の質感に近づくことが出来る様になったのでは、と思います。
じっくりと映像を見せる構成に制作スタイル変化してゆくでしょう。
見たい所に視聴者は、目線を移し理解をしますので、撮影シーンは、パンフォーカスが向いています。
解像度が高い分ピントがシビアですし、カメラワークもゆったりとし、少しのがたつきもアウトとなります。
また、各撮影データの容量も1秒あたり100～200MBで、収録メディアも大容量のものが必要となり、データの管理も大変です。
 
4K映像の編集に関して2、3層のレイヤーでの編集であれば、一昔前の最新機種であってもなんとか編集制作の実用に耐えうるでしょう。
しかし、RAWデータとして撮影した場合、かなり重くなり最新のグラフィクカードを積んだマシンが必要となります。
また、カラーグレーディングを行う専用のソフトが必要です。
 
◯4K映像の解像度
・4K 4096×2160
・UHD 3840×2160
それぞれ、60P30P24Pといったフレームレートがあります。

 
カラーグレーディングソフト
・ Premiere Pro >>
・ Davinci Resolve >>
 
◯アウトプット
4K解像度で出力した後に上映する方法
1、YouTubeにアップ
パソコンで4k解像度で再生するには、フレッツ光クラスの回線スピードが必要です。
ただし、Amazon製のFire TVプレーヤをADSL回線（実働10MB）で使用した所、ストレス無く4K解像度で再生が出来ました。
今の所、Fire TVでの視聴がお勧めです。
 
2、メディアプレーヤーを使用
あまり機種は、出ていません。価格も様々です。
 
3、UHD対応盤に焼く
こちらもようやく対応プレーヤーが、出始め価格がこなれてきました。
 
4、フルHDにダウンコンバートし、ブルーレイ盤に焼く
ブルーレイの解像度に落としてしまうと、せっかくの4K解像度で撮影した意味がなくなるのでは、と思われるかもしれませんが、元の情報量が豊富な為、フルHD収録のものよりも、解像感があり、しっとりと綺麗です。
また、納品がブルーレイやDVDで有ったとしても、撮影素材を4Kで残す事で映像資産として活用が近い将来望めます。
 
■4K映像からのキャプチャー